2018年にサブリース契約のトラブルについて国会で議論がありました。
そして、新法設定に向けて2020年1月20日に法案が提出されます。
やっと前進してきましたね。、、
法案内容詳細はまだわかりませんが、
不当なサブリース賃料減額のことや不当勧誘の禁止などが織り込まれるようです。
先日インターネットに下記の記事がでていましたので参考にしてください。
アパート転貸、新法で規制へ 政府、不当勧誘業者の処分可能に
現在サブリース契約をしているオーナーさんから
- サブリース賃料を勝手に減額された
- サブリース契約書には「解約できる」と書いてあるのに解約できなくて困っている
- サブリース賃料が支払われない
などのご相談がかなり増えてきました。
先日、愛知県にお住いの会社員(仮)井上さんから相談を受けた内容です。
- 区分マンションを1部屋所有しておりサブリース契約をしている
- ローン返済、管理費等の支払いがサブリース賃料よりも多く毎月赤字経営
- 売却しようと思い募集をしたが、サブリース契約を解約しないと買わないと言われた
- サブリース契約を解約する旨をサブリース会社に話をしたら断わられた
- なんとかしてサブリース契約を解約して売却をしたい、、、
切実な悩みですね。
(仮)井上さんはサブリース会社に
- 契約書に解約できる旨が書いてあっても借地借家法により解約はしない
- 今後解約をすることは絶対にない
- 売却は自由だけどサブリース契約は引き継がれる
- ご自身が住んでもサブリース契約は解約できない
と強く言われたようです。
私は、(仮)井上さんから委任を受け、サブリース契約解約に向けて動きました。
弊社管理担当の協力もあり、幾度かの交渉を重ねた結果なんとかサブリース契約解約の承諾を得ることができました。
サブリース契約は契約内容によりますが、何か月分かの違約金を支払えば解約できる旨が記載されているケースが多くあります。
しかし、「借地借家法」というものによってサブリース会社が保護されてしまう、、、
また、サブリース契約を締結する際に「解約はできる」と説明を受けているにも関わらず、いざ解約する時には「解約はできない」と言われてしまうことが多いようです。
これでは賃貸経営がうまくいくわけがないですよね。
早くサブリース事業に関しての新法が成立してオーナーさんが健全な賃貸経営ができるようになって欲しいと願うばかりです。
サブリース契約解約に関しての詳細は下記のブログに載っていますので、参考にしてみてください。